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●夏越の祓 なごしのはらい

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 心身の穢れを祓い災いを防ごうとする神事で,6月晦日に主として神社で行われる。水無月祓などともいう。鳥居の下や神社の境内に大きな茅の輪を立て,参拝者が唱え言を唱えながらそのなかを潜る方法と,氏子や信者に人形を配り,それに姓名年齢などを書いて息を吹きかけたり身体を撫でて穢れを移し神社に納められたものを,祓ったあとで焼却したり水に流す方法が多くとられているが,京都の上賀茂神社などの古社では別に独特の夏越の祓が行われている。茅の輪は水神としての蛇を形象化したものとされ,それを潜ることで水による祓除を期待したものと思われる。民間でもこの日,川や海で水浴したり牛馬まで水に入れて清浄にしようとしたり,井戸浚いをするなど,水に関係することが各地で行われている。1年を折半した場合の前半期が終了するこのときに行われる夏越の祓には,盆の先祖祭を前にしての潔斎の意味もある。