●ナクシュバンディー教団 ナクシュバンディーきょうだん
アジア インド AD
中央アジアのボハラを拠点としたイスラーム系の神秘主義教団。12世紀後半,アブド=アルハーリク=グジュドゥワーニーの創立になり,一般にはホージャ教団(タリク=ホージャ)として知られていたが,14世紀にバハー=アッディーン=ナクシュバンドが現れると,その名にちなみナクシュバンディー教団と呼び慣わされるようになった。神の名を黙誦することで神との合一をはかるジクルと呼ばれる修行方法に特色があり,教儀面では,ムハンマドの言行(スンナ)を厳守するスンナ主義であり,シャリーア(聖法)主義であった。このため,スンナ派イスラームの中央アジアにおける浸透に寄与した。15世紀にはティムール朝の保護を受け,長老ホージャ=アフラールのもとで発展し,政治的影響力すら与えた。その後,小アジアやインド,イラク,シリアへ伝播した。