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●薙刀 なぎなた

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 長柄の先に長く反り返った刃をつけた薙ぎ切り用の武器。薙刀の使用は,平安時代の『保元物語』や『平治物語』などにみられるが,現存するものは鎌倉中期以後のものである。初め僧兵などが用いたが,のち武士のあいだで盛んに使われてから長大化し,種類も多くなった。南北朝時代に,長巻と称する大薙刀が出現した。室町時代の薙刀には長大なものはないが,大きく頭の張った先反りの深いもので,槍とともに盛んに用いられ,武士にとって有力な武器となった。江戸時代になると,しだいに刀身が短くなり,武家婦人の護身用具,および大名行列の飾り道具化した。刀剣に比べ現存するものは少ない。なお,薙刀術は江戸時代にひろまり,現在もひきつがれ,戦時中に女学校の体操科目になり,1983年(昭和58),あかぎ国体から正式種目となっている。