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●仲原善忠 なかはらぜんちゅう

アジア 日本 AD1890 明治時代

 1890〜1964(明治23〜昭和39)沖縄研究者。沖縄県久米島仲里間切真謝に生まれる。1912年(明治45),沖縄県師範学校を卒業。小禄尋常小学校訓導となるが,翌年(大正2)広島高等師範学校に入学し,1917年(大正6),同校地理歴史科を卒業している。その後静岡師範,青島中学,鹿児島県立第一師範の教諭を歴任,1924年(大正13),東京の私立成城学園第二中学校教諭を皮切りに,同学園高等学校教諭・教授・中等部部長などを勤め,学園の教育と経営に打ち込む。戦後は東京の沖縄人連盟会長・沖縄文化協会会長・琉球育英会理事などに就き,沖縄の文化事業と育英事業に尽力する。沖縄研究に着手するのは1939,40年(昭和14・15)ころからで,1940年に弟の善秀と共著で『久米島史話』を著している。このころから『おもろさうし』巻11と21の,いわゆる久米島おもろを足がかりにしておもろ研究を深めていく。以後おもろ,歴史のほか民俗,民族,言語など幅広い分野にわたって精力的に論文を発表,その成果は外間守善の協力を得て完成した『校本おもろさうし』(1965)『おもろさうし辞典』(1969),それに『仲原善忠全集』4巻(1978)に結集されている。