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●長崎造船所 ながさきぞうせんじょ

アジア 日本 AD 

 日本の代表的造船所の一つ。1861年(文久1),徳川幕府によってつくられた長崎製鉄所が前身。当時密接な関係があったオランダの技術によってつくられ,その後もオランダ製工作機械を入れていた。維新後,明治政府に引き継がれて長崎造船所となり,工部省所管のもとに乾ドックなど設備も充実していった。1884年(明治17)に三菱会社に貸与。1887年(明治20)に全面的に払い下げられ三菱長崎造船所となり,大規模な近代的施設を誇る民間造船所として発展した。その技術は世界的水準にあるといわれ,戦艦武蔵を建造したことでも有名。しかし1945年(昭和20)8月の米軍の原爆投下により焦土と化した。戦後は三菱重工業の所属となり,著しい復興を遂げた。かつては世界一の造船量を誇り,長崎の経済を支えていたが,オイルショック以後の造船不況のあおりで,深刻な不況に見舞われ,最近は海水淡水化プラントなど機械部門に主力を移している。