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●長崎会所 ながさきかいしょ

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 江戸時代,長崎貿易を独占していた商人たちの貿易統制兼自治機関。当初は,京都・堺・長崎・江戸・大坂の5カ所の糸割符商人が五カ所商人会所を組織して生糸分配を司っていたが,その後,1675年(延宝3),市法会所,1685年(貞享2),割符会所と変遷,1698年(元禄11)に長崎会所となる。会所は長崎奉行の監督下に長崎における金銀いっさいの出納を管理し,対中国,オランダ貿易を中心に,生糸をはじめ,商品全般にわたり貿易を独占,統制にあたった。また会所は商人の自治によって運営され,長崎市政の事務をも担当する自治機関となった。会所には,調役,目付,吟味役,請払役,目利などの職員がおり,運営は,長崎地役人の上層部があたった。会所は,その取引総額から一部を運上金として幕府に納め,市政などにも関与して盛行を極めた。ところがその後,幕府が開港すると長崎貿易の停滞とともに衰退し,1867年(慶応3),仮御金蔵に改組された。