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●中城城跡 なかぐすくじょうせき

アジア 日本 AD 

 沖縄本島中部の太平洋岸,中城湾に面した中城湾の西方高台上に,東北から西南に一直線に連郭式に築かれた山城形式の城。西南の主郭が標高167mと最も高く,東北の二の郭,三の郭にいたるにしたがってわずかずつ低くなっている。主郭と二の郭は布積みであるのに対し,最も新しいとみられる三の郭と北側の外郭は亀甲乱れ積みの堅牢な石積みとなっている。また各郭には沖縄独得のアーチ式石門がみられるなど全体として,きわめて堂々たる外観を呈しており,城郭の保存もよく,沖縄屈指の名城である。1438年(尚巴志17)に護佐丸が座喜味(ざきみ)城から移って築城したと伝えられる。『毛氏先祖由来記』には護佐丸は,勝連按司阿麻和利から中山を防御するため,中城へ移封されたといわれる。1458年,護佐丸が阿麻和利によって滅ぼされたことにより,中城城は王の直轄となり,第二尚氏の時代に王子の居城となった。本土復帰に伴って,1972年(昭和47)5月,国の史跡指定を受けた。