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●中居屋重兵衛 なかいやじゅうべえ

アジア 日本 AD1820 江戸時代

 1820〜61(文政3〜文久1)幕末の横浜貿易商人。上野国吾妻郡中居村(嬬恋村)に生まれる。父は黒岩幸右衛門,母のぶ。20歳にして出郷,江戸芝神明前の書肆泉屋の店員。林鶴梁に学習,のち火薬製造を研究し上野国吾妻郡三原で火薬製造所をつくる。1859年(安政6),横浜へ移り貿易に従事。川路聖謨,水野忠徳,岩瀬忠震のような開明派官僚と親交があった。横浜開港では最初,生糸商となり,間口30間の横浜第1等の生糸商人・雑貨商として大手に商いをしている。そして,そのはでな建物は人目をひきながらも,水戸浪士のパトロン・保護者となったため,打ちこわし,焼打ちをまぬがれた。1861年(文久1)春京洛へ旅をして尊王商人山中成太郎,大高忠兵衛らと会見したほど,自らも尊王商人といわれる。桜田門外の変を知っていたこともあり,入牢させられたか,監禁されたこともある。その後失踪,不明となり,謎の死をとげており,その理由は不明である。