●ナイル川 ナイルがわ
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アフリカ大陸北東部を流れる全長約6,650kmの大河。ナイル川の源流は二つある。東アフリカの高原湖沼地帯を源とする白ナイルとエチオピア高地を源とする青ナイルである。この2支流がハルトゥームで合流し,S字形を描きながら地中海へと注ぐ。その河口は広大で肥沃なデルタを形づくっている。エジプト=ナイルは,人類最古の文明の発祥地であり,ナイルの谷には,旧石器時代の住居あとが散在する。古代エジプトの王たちは,ナイルの氾濫をたくみに利用し,上流から運ばれた肥沃土を両岸の耕作地に導き入れ農作物の増産をはかった。河口付近の三角州は近代に入って,農地として開発され,近代化の父といわれるメフメット=アリーが1816年より治水を手掛け,1861年,初の堰堤を完成。その後灌漑事業が進展し,アスワン=ダム,アスワン=ハイダムほか数多くのダムや運河がつくられ,豊かな農作地帯となった。おもな農産物は,綿花,サトウキビ,小麦などである。