●内蒙古自治区 ないもうこじちく
アジア 中華人民共和国 AD
中華人民共和国北部の省級の自治区。モンゴル人民共和国に南接し,面積約118万平方km,人口1927万4279人(1982・民国71)。人口密度約16.3人/平方km。そのうち,モンゴル族は248万9780人で,自治区のほぼ全域に住んでおり,牧畜を行っている。総人口中の84.5%が漢族で,主として鉄道沿線に住み,農業や商業に従事しているが,その比率は中国の5自治区のなかで一番高い。ほかに満州族や回族がおもに都市に居住している。1947年(民国36)5月,自治区となり,1984年(民国73)現在,自治区の首府はフフホト(呼和浩特)市であり,9盟・10市・22県・54旗・3自治旗を統轄している。自治区は1969年(民国58)7月,国防政策や少数民族の民族主義対策のため,区域が3分の1に縮小され,1979年(民国68)7月,元に戻された。内蒙古地区では1930〜40年代に徳王の“高度自治運動”が行われたが,自治区成立後は土地改革を通して牧民の集団化などが完成し,社会主義体制の建設もすすんでいる。