●内地沖合漁業 ないちおきあいぎょぎよう
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主として日本近海の沖合を漁場とする漁業。沿岸漁業よりやや大きな規模で,普通10t以上の動力漁船による漁労のうち,貝・藻類採取を行うものと遠洋漁業を除く漁業をさす。漁業種類別では大中型巻網,沖合底引網をはじめ,旋網,沖曳網,刺網,延縄,一本釣などで構成され,魚種としてはアジ・イカ・イワシ・カツオ・サバ・サンマ・スケトウダラなどが最も多い。歴史的には,江戸時代から薩摩,紀伊,土佐で局地的に発展してきたカツオ漁がこれにあたる。が,手漕船による旧式漁法では漁場もほぼ地元沖合に限られ,漁獲高はきわめて低かった。しかし明治末,産業革命を機軸とする日本経済の伸展に伴い漁船の動力化が進むと,漁場は従来の地元沖合から一気に日本近海全域に及び,大正初期には漁獲高の飛躍的な伸びをみた。この動力化による航行技術の革新が沿岸漁業から沖合漁業への発展を促した役割は大きい。