●内閣総理大臣 ないかくそうりだいじん
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行政権の最高機関である内閣の首長。1885年(明治18)12月,内閣制度の制定とともに設置。当初,内閣職権の規定では,各大臣の首班として大政の方向を指示し行政各部を統督するものとされ,権限は大きかったが,1889年の大日本帝国憲法で国務大臣の単独輔弼責任が定められ,同年制定の内閣官制では総理大臣の各大臣への統制権限は弱められ,“同輩中の首席”となった。その任免は天皇の大権であったが,実際上は,元老(のちには重臣)たちの推薦により任命される慣行であった。1947年(昭和22),日本国憲法の施行と内閣法の制定により内閣制度は全面的に改革され,内閣総理大臣は国会議員の中から国会が指名することとなった。議院内閣制と国会に対する内閣の連帯責任制が確立され,総理大臣は閣議を主宰し,内閣を代表して行政権を行使すると同時に閣僚の任免権を握り,行政各部を指揮監督するなど,その権限は戦前と比較して大きなものとなった。また,自衛隊発足(1954)後には,自衛隊に対する最高の指揮監督権を有し,国防会議の議長をつとめることとされた。