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●内閣 ないかく

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 内閣は行政の全体を統轄する最高の行政機関であり,その首長たる内閣総理大臣とそのほかの国務大臣によって組織されている合議制の機関である。旧憲法のもとでは,行政権は天皇に属し,内閣は天皇の輔弼(ほひつ)機関として各国務大臣が天皇に対して責任を負った。主権在民を根本原則とする現行憲法のもとで内閣制度も大きな転換をとげた。それは,内閣が行政権の主体であることと議院内閣制を採用したことである。議院内閣制は,内閣がその成立および存続について議会に依存し,議会に対して責任を負う制度である。現行憲法は,国会に対する内閣の連帯責任,国会による内閣総理大臣の指名,国務大臣の過半数が国会議員であること,衆議院の内閣不信任決議による総辞職などを規定している。また旧憲法では,内閣総理大臣はほかの国務大臣に対して同輩中の首席としての地位にすぎなかったが,現行憲法では各大臣の任免権をもつ首長的地位を認めた。閣議の決定は全会一致で決める。