●度量衡 どりょうこう
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計量体系における制度や慣習をさす用語である。度は長さあるいは面積,量は体積,衡は重量をそれぞれ示す。現在の制度は,古代文明の発祥地である黄河やインダス流域に発達した制度が源流となっている。中国漢代の『漢書』律歴誌によると,黍(きび)粒と笛の一定音律を単位の標準とした制度の記述がみられる。この単位が科学的に統一された制度の形式は,中国において永いあいだ踏襲され,朝鮮半島をへて日本の制度にも影響を及ぼした。わが国において最初に計量制度が整えられたのは,701年(大宝1年)に制定された大宝律令においてである。各国で独自に発達した計量制度は,国際間の交流の発展や科学技術の進歩に伴って,度量衡以外の電磁気学や力学などで用いる諸量の単位をも含めた統一の必要性が叫ばれるようになった。現在では,これらの物理量を含めた国際単位系が1960年国際度量衡総会で採択され,国家間で統一がはかられている。