50音順    検 索

●酉の市 とりのいち

アジア 日本 AD 

 11月酉の日に大鳥神社(鷲神社)の祭礼に立つ市。トリノマチ・オトリサマなどともいう。露店で縁起物としての熊手が売り出され,売れると威勢よく祝いの手ジメがなされることでよく知られている。大鳥神社は武士のあいだでは武運長久の神,庶民のあいだでは商売繁昌・開運の神として長く信仰されてきた。この神社と熊手との結びつきは,かつて現在の東京都足立区花畑町の鷲神社の農具市において,水商売の人々が客や金銀を掻き集める縁起に結びつけてとくに熊手をよく買い求めたことによるという。現在各地の大鳥神社にこの市が立つが,近世以来,東京・浅草の鷲神社の酉の市が近くの吉原などと結びついて最も栄え,現在では数十万の参詣客を集め,熊手のほかお多福面・宝船等の縁起物赤頭・黄金餅などが売られている。なお,初酉を一の酉,次を二の酉と呼び,三の酉まである年は火事が多いという俗信が広く行われている。

01