50音順    検 索

●トリボニアヌス

アジア アジア AD 

 ?〜545? ビザンツ帝国の法学者。『ローマ法大全』の主要な編さん者。小アジアのパンフィリア出身。弁護士となるがやがてユスティニアヌス帝の宮廷に入り宮内庁長官・法制長官などに就任する。ユスティニアヌス帝は混乱した法を整備して古典法を復活し法制度を改革するため528年勅法により法制長官トリボニアヌスら10人の者に対し従来の法の整理と編集を命じた。トリボニアヌスらはそれを529年『旧勅法集』として編集した。ついで530年『学説類集』の編集委員長に任じられ10年かかるといわれた作業をわずか3年で完成(533)。さらに法学教育のための教科書として法学提要を完成(533)した。またこの間に旧勅法を改定する必要が生じ『改定勅法類集』の編さんを命じられ534年完成した。一連の編集作業のさいトリボニアヌスらは当時の社会情勢に適合するよう勅法類の加筆・削除・変更を行っており,今日それらはトリボニアヌスの修正と呼ばれている。