●トランスヴァール共和国 トランスヴァールきょうわこく
アフリカ 南アフリカ共和国 AD
19世紀半ばから20世紀初頭にかけて,オランダ人の子孫ブール(ボーア)人が建国し存立した南アフリカ共和国。17世紀になると,南アフリカにオランダ人の植民が始まり定住していった。19世紀には,イギリスがケープ地方を占領したため,イギリス人に圧迫されたブール人は奥地に移動し,トランスヴァール共和国,オレンジ自由国を建国した。1852年には,サンド=リヴァー条約で,共和国の独立をイギリスに認めさせた。しかし,1880年代にヨハネスバーグで金鉱が発見されると,イギリス人が大量に流入し,たびたびブール人との衝突が生じた。そののち,南ア戦争へ進んだが,イギリスの勝利に終わり,両国はイギリス領南アフリカに編入され植民地となった。1910年の南アフリカ連邦の成立にさいしてその一州となり,1961年の南アフリカ共和国成立後も同様である。現在では,行政首都プレトリアもある南アフリカの中心をなす州となっている。