●虎の門事件 とらのもんじけん
アジア 日本 AD1923 大正時代
1923年(大正12)12月27日の摂政宮裕仁親王(現天皇)狙撃事件。同日午前10時50分,親王は帝国議会開院式にむかう途中,虎の門付近で難波大助により杖銃で狙撃されたが,命中せず,難波大助は直ちに逮捕され,翌年11月15日死刑となった。ときの第二次山本内閣は引責総辞職した。難波大助は山口県選出代議士難波作之進の四男,26歳で3高入試失敗した前後より河上肇の思想の影響をうけて社会主義へ傾倒,しだいに無政府主義に接近して大逆事件の真相をしり幸徳一派の思想の継承を志していた。また亀戸事件・甘粕事件などの社会主義への弾圧を怒り,その報復として天皇暗殺を企てたといわれる。