●トマス=アクィナス
ヨーロッパ イタリア共和国 AD1225 両シチリア王国
1225ごろ〜74 スコラ哲学者・神学者。ナポリ近くのロッカ=セッカでアクィノ伯の末子として生まれる。ナポリ大学で学び,1243年ドミニコ会士になる。パリとケルンでアルベルトゥス=マグヌスに師事。1252年からパリ大学で教鞭をとり,1256年教授になる。『ロンバルドゥス命題集註解』『真理論』がこの時期に書かれた。1259年から9年間イタリア各地で教え,『対異教徒大全』を著す。また『神学大全』に着手した。1269年呼び戻されてパリ大学に帰る。ラテン=アヴェロエス派(ブラバンのシゲルなど)を論駁し,『知性の単一性』を書く。アリストテレスの『形而上学』『倫理学』などの注解を書いた。1272年ナポリに帰る。心境の変化で『神学大全』第3部第90問題を最後に筆を折る。1274年リヨン公会議への旅行中,フッサ=ヌオーヴァの修道院で没。彼はアリストテレス哲学を批判的に受け入れ,キリスト教思想を体系的に説明した中世最大のスコラ哲学者。
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