●ドビュッシー
ヨーロッパ フランス共和国 AD1862 第二帝政
1862〜1918 パリ郊外サン=ジェルマン=アン=レイに生まれる。フランス印象主義音楽家の代表的作家として近代音楽への途を開く。1873年パリ音楽院に入学,1884年ローマ大賞を得,パリに帰ったのち,マラルメ・ヴェルレーヌ・ボードレールなどの象徴派詩人やコロー・セザンヌ・マネ・モネら印象派画家との接触交友により,印象主義音楽家としての作風を確立していく。その特性は機能和声の否定,9・11・13の不協和音の多用,全音階・五音階・並行5度・並行8度の使用,動機処理構成法の無視などと,新な手法による極度に洗練された叙情的音彩感の表現をとる。当時,全欧を支配したドイツ後期ロマン派,とくに R.ワグナーへの反発とも見られるこの作風は,まずマラルメの詩による交響詩『牧神の午後への前奏曲』に顕著に,次いで室内楽,オペラ『ペリアスとメリザンド』,ピアノ曲へとあらゆる分野に幅広く展開されていく。第一次世界大戦以後は創作活動も衰退する。
![]()