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●トーニー

ヨーロッパ 英国 AD1880 ハノーヴァー・ウィンザー朝

 1880〜1962 イギリスの経済史家。インドのカルカッタで生まれ,オックスフォード大学で学ぶ。卒業後,グラスゴー大学・オックスフォード大学で教え,第一次世界大戦に参戦,除隊後,ロンドン大学教授(1931〜40)・イギリス経済史学会会長そのほかの要職についた。処女作『16世紀における農業問題』(1912)はイギリスの封建社会から近代への移行を中産農民層の解体過程をとおして経済史的に解明した画期的研究。主著『宗教と資本主義の興隆』(1926)はM. ウェーバーが『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』においてプロテスタントの禁欲的職業倫理が資本主義の発達を促したという理念的解釈をするのに批判を加えながら,カルヴィニズムと資本主義の関連のなかからイギリス近代社会の歴史過程としてこの問題を実証した。これはイギリスの社会経済史研究に大きく寄与した。また政治面・教育面でも活躍し,労働者教育協会会長・ロンドン教育庁諮問委員などをつとめた。