●トナカイ
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偶蹄目・シカ科の哺乳類。雄の体長220cm,肩高140cm,体重220kgに達する。雌は少し小さい。冬は灰褐色の体毛が長く,下毛が密生する。夏は体毛は少ない。群をつくって季節的に移動し,夏は樹葉・木の実・キノコ,冬はトナカイゴケ・小枝・芽などを食べる。交尾は9〜10月ごろ。妊娠期間は平均225日。5〜6月に1〜2子を産み,母乳で4〜5カ月間育てる。雌雄とも年に1度角が生え変わり,川や湖を自由に泳ぐ。東はチュコート半島から西はスカンディナヴィアまでの極北地域では,肉・毛皮用に大量に飼育されている。場所によっては乗用・荷駄用・橇用にも用いられ,飲むために搾乳もされる。トナカイの原産地と出現の時期は正確には不明だが,考古学的には,南シベリアのタシュティク文化(前1世紀〜後5世紀)の墓で発見された勒つきトナカイの木彫が最古とされている。シベリアでのトナカイ飼育は,サモディ語族・ツングース語族から始まったとされている。