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●唱え言葉 となえことば

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 占いやまじないの意味をこめて口で唱える言葉。信仰的な意味合いをもっている。しかし,現在では,信仰的な意味合いは薄れて,子供たちの童言葉や年中行事の中などに見出すことができる。たとえば履物をけり上げて唱える〈あした天気になあれ〉は,子供の遊びの世界に名残りをとどめている。また,ころんで手足などを痛くしたとき使う〈チチンプイ,プイ〉というまじないの言葉も同様である。年中行事の中の唱え言葉としては,小正月に,豊作を祈願して行われる成木責に唱えられる〈成るか成らぬか,成らねば伐るぞ〉〈成ります,成ります〉というのがある。また節分の夜には,豆をまきながら〈福は内,鬼は外〉と唱えられる。こうした唱え言葉は,その昔,言葉に霊魂があると考えられていた古い信仰にまでさかのぼる。