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●トトメス1世 トトメスいっせい

アフリカ エジプト・アラブ共和国 AD 

 エジプト第18王朝の3代目の王(在位前1516〜1504)。まずヒクソス時代に反乱し独立した古い植民地ヌビアを再び征服してエジプト領とし,ついでヒクソスの根拠地と目されるアジアに進出,ユーフラステス屈曲部まで達しここに戦勝碑を建てて帰国した。ナイル以外の川を知らないエジプト軍兵士は,はじめて「北から南に流れる川」を見て驚いたという。以後は建築事業に専念し,カルナクに二つの塔門,二つの列柱神殿,2本(1本現存)のオベリスクを建てている。

 彼のアジア進出は懲罰あるいは掠奪遠征で,目的を果たすとそのまま帰国したが,その後アジアの形勢が変わり,ヒッタイト・ミタンニの両強国が優勢となると,シリアを巡って3大強国の争いが展開されることになる。