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●突厥碑文 とっけつひぶん

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 1889年以後,モンゴル高原においてロシア・フィンランドの考古学者などにより発見された古代トルコ民族突厥が残した,いわゆる突厥文字の碑文の総称。

 ゲルマンのルーン文字に似た文字は便宜的に突厥文字と呼ばれてきたが,本来はトルコ−ルーン文字とすべきで,同文字で書かれたキルギスなどの碑文は,発見地域からイェニセイ碑文(現在150個近く出土)とされ,回コツ※注2※のものも除外される。有名なものとして突厥第二帝国期の[1]闕特勤碑文,[2]ヒ※注1※伽可汗碑文,[3]暾欲谷(トニュクリ)碑文,[4]キュリ=チョル碑文,[5]オンギン碑文などがあるが,最も重要な[1]と[2]はオルホン碑文といわれる。[3]は1897年にトラ河上流域で発見。碑石は二つで全62行,第二帝国建国期以来の名臣が軍事活動を中心に功績を述べる。720年前後に起草・刻文された。不明な部分もあるが,[4]は碑名の主人公を,[5]は二代目可汗に仕えた1武官をそれぞれ称えた紅功碑文である(720前後?)。

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