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●年玉 としだま

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 年賜(としだま)の意で,正月に主人から使用人,家長から家族,大人から子ともへ贈られる正月の贈答品。わが国では正月の鎮守の社への神詣りや若水迎えのときに供える供物の洗米や米をオサゴとか年玉というところもあり,また正月の歳神の子どもへの配り餅を年玉と呼んでいる地方もある。年玉はもともとは正月の神饌であるとともに神から分配されるもので,人間にとって年間の活力維持の源泉とされていたものであるが,しだいにその意義が忘れさられ単なる正月の贈答品として残ったものと考えられている。

 昔の年玉は餅が多く使われたものであるが,現在ではオトシダマというと一般には正月に子どもたちに与えられる御年玉と書いた祝儀袋に入れられたお金と考えられているようである。