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●都察院 とさついん

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,明・清代の政務監察機関。明初,漢以来の歴代の御史台という監察機関を改めたもので,清も明制にならった。基本性格は百司のあらゆる不公平・不正を明らかにする風紀の司である。大理寺・刑部とともに三法司と呼ばれる。左・右都御史以下,左・右副都御史,左・右僉都御史,経歴などの官をもつ。とくに全国の13の道に派遣された監察御史は,州・県の地方行政を巡察すると同時に,中央の各官庁に対する監察をも具体的に割りあてられ,行政に深く関与した。明の中期以後,総督・巡撫などが頻繁に地方へ派遣されるが,総督などに都御史などの官を加え,監察の権限をも付与することによってその任務遂行の便をはかったことから,しだいに総督などが都察院の官を兼任するようになった。清制は,右都御史右副都御史を総督・巡撫の兼官として定式に定めた。また,明制では別の監察機関であった六科給事中が都察院に統合され,左都御史の属官となった。