●特別聖年 とくべつせいねん
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プロテスタント教会にはこの定めはない。カトリック教のみに聖年がある。旧約聖書には,〈ヨベルの年〉(レビ記25・10―15)というものが書いてある。カトリック教会ではその意義を継承して,聖年という年を設けた。聖年は大赦(Jubil ae um)の年として,聖庁が特別な機会を人々に与え,すべての免償をした。免償とは,教会が告解(コンヒサン)の秘跡以外に与える一時的な赦しである。
最初の聖年は教皇ボニファティウス8世のとき,1300年はじめ,50年に一度という割で与えたが,1450年以後は25年に1度与えることになった。この15世紀はいわゆる中世カトリック教会の堕落したときであり,後半に入って免罪符を乱発し,16世紀の前半まで免罪符を出したのである。今日ではこんなことはなく,大きな喜び・悲しみに際したとき,特別聖年を宣言している。