●読図 どくず
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各種の地図から記号によって示されていることを読みとり,現実の地表面の景観や事象の分布・成因などを考察し,地域の特色を把握すること。読図には二つの段階がある。一つは記号などによって地図に示されたことを復元すること。今一つは地図に表現されている事象が地理的にどのような意味をもつのかを見出し,考察することである。学校教育のなかでは段階的に読図の内容を深め,各種の地図を読解できるように指導の系列化が進んでいる。小学校の場合,低学年では絵地図を利用して学校と家との位置関係,近所の様子などを理解させる。中学年では第3学年で絵地図により村や町のひろがり・地形・土地利用などの読図,第4学年では教科用地図帳により,地図についての基礎知識の把握が目標となり,方位・距離・縮尺の概念とか,正しい地図記号の理解に重点がおかれる。高学年では等高線・等温線・経度・緯度などの理解や各種記号を用いた分布図の活用などが行われる。中学校では身近な地域の学習における大縮尺の地図の読図は野外観察に活用され,一般地図の読図は地理的分野全般にわたって行われる。高等学校では小縮尺・大縮尺の地図・主題図・統計地図などを取り扱い,作業的学習を取り入れた学習を行うことによって地図を利用する技能を育てるようになっている。