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●トゥングース族 トゥングースぞく Tungus

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 東シベリアを中心に住む満州・トゥングース語群の民族。広義ではこれらを北方派とし,その南に連なる満州族を中心とする諸族を南方派とし,両者を総称してトゥングース族と呼ぶ。これは自称でなく,隣族のヤクート人が彼らを呼んだ“トゥングース”に発する。自称では「エヴェンキ」「オロチョン」などが用いられる。彼らの生活環境は広大なタイガ(森林)や草原であり,基本的生業は狩猟である。動物飼育ではトナカイが最も特徴的であるが,トナカイ飼育に適さない所では牛馬を飼育し,犬も狩猟犬または番犬として飼われている。南方派のトゥングースでは定着的農耕生活者もいるが,大部分は移動を伴う生活のため,簡素な幕舎に住み,家族は平均4人強で,ハラ・モクン・オモクと呼ばれる父系の外婚氏族が基本単位である。宗教はシャーマニズムで,各氏族にシャーマンがおり,予言・治療を行う。