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●吐魯番 トゥルファン

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,新疆ウィグル自治区の東部天山南麓にあるトゥルファン盆地もしくはそこにある都市をいう。海抜下280mという低地であるが,トゥルファン市はほぼ海面と同じ高さである。古来,交通の要所として名高く,シルク=ロード上の要所としてもよく知られている。物産も豊かで,政治・文化の中心地であり,古くから文化が栄えている。南下する北方遊牧民と西域経営を行う中国の諸王朝が争うところでもあり,漢代には車師前王国が,450年には高昌国がこれに変わるなど王朝の滅亡もみられる。前者の都がヤルホト(交河城),後者の都がカラホジョ(高昌城)である。唐は高昌城を滅ぼして西州都護府を置いたが,9世紀以後は西ウィグル王国の支配するところとなった。14世紀中葉以後は,東チャガタイ=ハン国が支配した。トゥルファンの名が現れるのは明代からで,元代には和州・火州などと呼ばれている。清代には一時ジュンガル部と支配を争っている。