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●東方植民 とうほうしょくみん

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD 

 12〜14世紀に西部ドイツ農民がエルベ・ザーレ両川以東の地に行った植民運動で,これによりスラヴ人の居住地域がドイツ化され,キリスト教化された。12〜13世紀は西ヨーロッパにとって躍進の時代であり,人口と生産力の増加がみられたが,そのエネルギーはさらに,東部ドイツへの進出をもたらした。東方植民のおもな担い手は辺境伯や司教・教団(とりわけシトー教団)や騎士団などであるが,多数の農民の移住を伴ったのが特徴である。彼らは都市や農村を建設し,ドイツ人の生活様式(ゲルマン法三圃制度・キリスト教など)を広めた。移住農民は土地に対する良好な保有権など有利な条件を得,中世農民解放の重要な要因となったが,近代になると事態が逆転しグーツヘルシャフトが支配的となる。東方植民より発展した国はザクセン・ブランデンブルク・ドイツ騎士団領など比較的大きな国が多い。