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●頭頂葉 とうちょうよう

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 解剖学的には左右大脳半球のそれぞれの中心溝の後部,シルビス外側溝の延長と頭頂後頭溝とが交わる領域をいう。機能的には,中心後回部には第1次体性感覚野があり,体表面の触・痛・温・位置などの深部感覚の中枢となっている。中心後回より後部にある領域は,これら個々の感覚要素を意味のある全体に組み立てる働きの中枢である感覚連合領となっている。頭頂葉が外傷や血管障害によって損傷をこうむると,深部感覚の弁別障害が生じ,損傷部が連合領に広がるにつれて,単なる感覚異常でなくなり,複雑な認知障害の性格を帯びる。立体・形態の触認知障害,異なる感覚情報の統合障害としての視覚と聴覚の連合失調である読字障害,空間の見当識の障害としての半側空間無視・左右弁別不能,などが生じてくる。とくに顕著な障害として,図形や立体の模写や再構成などに失敗する構成失行がある。