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●唐宋八大家 とうそうはちたいか

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 唐の韓愈柳宗元,宋の欧陽脩蘇洵蘇軾・蘇轍・王安石・曾鞏の8人の文章家をさす。六朝時代以来貴族社会を背景として修飾的な四六駢麗文が主流をなしていたが,唐も半ば過ぎ,従来の形式主義・技巧主義的な駢文を批判し,前漢以前の素朴で力強く,より自由な表現を可能とする文体への復古を主張する“古文運動”が展開したが,その中心をなしたのが韓愈柳宗元であった。韓愈は〈文は八代の衰を起こした〉とされた。宋代になると,唐代におこった新しい潮流が文学の本道であると一般に認識されるようになるのであるが,それを推進したのが政治家として有名な欧陽脩であり,彼によって推挙されたのが蘇洵老泉)・蘇軾(東坂)・蘇撒・王安石・曾鞏である。彼らにより古文運動は定着した。散文という語も彼らが用い始めた。

 彼らの文章は,明末茅坤が『唐宋八家文鈔』164巻として編纂し,清代に沈徳潜が『唐宋八家文読本』30巻を撰している。