●統制経済 とうせいけいざい
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権力によって国民経済に対してなんらかの統制が加えられている状態。統制には,政府が国民の経済活動を規定する条件・与件に関して行う間接統制と,政府が直接に国民の経済活動に対して,総合的・組織的に行う直接統制とがある。間接統制には,政府の租税政策や金融政策なども含められ,それらは,広義の統制経済を意味するものではあるが,一般に統制経済といわれる場合には,狭い意味での直接統制をのみ対象とした経済をさすことが多い。直接統制が組織的に展開される統制経済が用いられるのは,社会経済が一般的危機に直面し,秩序の維持が難しくなり,権力による調整を必要とするような場合である。第一次世界大戦の際に用いられた戦時体制が,狭い意味での統制経済の契機であり,第二次世界大戦時には,より高度化した統制経済が成立している。具体的な直接統制としては,民間企業の国家目的に従った形での系列化・国有化や,価格統制や重要物資の供出制・割当制・配給制などがある。