●同人雑誌 どうじんざっし
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“どうにんざっし”ともいい,広く学術研究から趣味・文芸や主義・思想に至るまで,同じ考えや目的をもち,同人を結成し,自ら費用を負担しあって編集・発行する形態の雑誌をいう。また,発行部数が少ないところから,とくに文学のジャンルのものなどをリトル・マガジンとも呼ぶ。文学史上では,同人雑誌に発表された作品が契機となり,文壇にデビューした文学者は少なくない。わが国における近代文学のなかで,最初に現れたのが尾崎紅葉,山田美妙らの「我楽多文庫」(1885年創刊),明治期には「文学界」(1893年創刊),「明星」(1900年創刊),「新思潮」(第1次1907年創刊)などの代表的な雑誌があり,大正期には「白樺」(1910年創刊)が新時代を招き,大正末から昭和初期にかけてはリトル・マガジンの全盛期を迎えた。戦後では,「近代文学」(1946年創刊)が有名。