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●唐招提寺金堂 とうしょうだいじこんどう

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 鑑真は,新田部親王の旧宅を譲りうけて759年(天平宝字3)に唐招提寺を開き,763年にこの寺で没したが,金堂は鑑真の在世中にはまだ建っていなかった。金堂を建立したのは,『唐招提寺建立縁起』によると弟子の如宝(にょほう)だという。鑑真の13回忌に当たる776年(宝亀7)に播磨国の50戸が唐招提寺へ施入されているので,恐らくこれを財源として金堂の造営が行われ,宝亀末年の780年ごろには完成していたと思われる。正面七間,側面四間,単層の寄棟造り本瓦葺きの建物で,大棟の両端に鴟尾(しび)を上げている。正面一間通りを吹放して列柱の美を構成し,堂の前面にゆったりとした感じを与えている。また扉を開くと中央三間の戸口から内陣の三尊が全容を現し,前庭から礼拝できるように工夫されている。木割は太く,三手先(みてさき)の組物によって深い軒の出を支えており,天平後期の名建築として知られている。

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