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●董作賓 とうさくひん

アジア 中華人民共和国 AD1895 清

 1895〜1963(光緒21〜民国52)中国の考古学者。河南省南陽出身。字は彦堂,号は平廬。北京大学研究所国学門卒業。1928年(民国17)中央研究院歴史語言研究所に入り,同年秋より始まった安陽殷墟発掘に指導的役割を果たす。日中戦争の激化に伴い,1937年(民国26)より研究所とともに長沙・ケイリン※注1※・昆明・四川へと避難した。1947,1948年(民国36,37)シカゴ大学客員教授を経て,中華人民共和国成立後は台湾に移り,1949年(民国38)国立台湾大学教授,1951年(民国40)歴史語言研究所所長となる。この間,『大亀四版考釈』(1931,民国20)『甲骨文断代研究例』(1932,民国21)によって甲骨文が5期に編年されることを明らかにし,甲骨文研究を飛躍的に進歩させた。また戦争避難の困難な情況下で,殷代の暦法・祭祀法などを研究した大著『殷暦譜』(1945,民国34)を出版し,殷墟発掘で得た甲骨1万7,096片を著録した『殷虚文字甲・乙編』(1948〜1953,民国37〜民国42)を整理・出版した。その論考は200編をこえ,『中国文学』『大陸雑誌』の発行にも貢献した。

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