●統計的モデル とうけいてきモデル
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一般に数理統計学といわれる数学は,なんらかの統計的事象の統計的モデルになりうるといってよいであろうが,統計的モデルの概念が最もわかりやすいのは,確率分布の例を示すのがよいであろう。たとえば,全国の満20歳の男子の身長を調べて,たとえば1cmごとに区切って人数の割合を求めてみると,「正規分布」といわれる確率分布に近いものになる。これは,図示すれば,いわゆる「正規曲線」になり,この曲線は平均値と標準偏差で完全に定まり,数式でも表される。この正規分布あるいは正規曲線は,上の身長の集団の統計的モデルであるということができる。そして,実際の集団の状況を,このモデルを通じて分析することができる。たとえば,正規分布がモデルにとられるとわかれば,平均値と標準偏差を知っただけで,180cm以上のものは何パーセントいるかを推測することもできる。