●銅戈 どうか
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青銅製の戈。銅戈は茎を長い柄に直角にとりつけ,敵の頸に打ちこむ撃刺用の武器として,殷代の中期に他の青銅武器に先んじて出現した。西周以後は次第に刃部が短くなり,春秋戦国時代には撃刺よりもひっかけて切ることに重点がおかれたため,柄に接する部分(胡)を長くのばした。朝鮮と日本では中国の戈と形態的に異なる細形銅戈が存在し,胡を有さない点で殷や西周時代の古式のものに近い撃刺用の武器とされる。日本では細形銅戈が異形化の方向に進み,武器形祭器に変質する。その型式変遷は,細形・中細形・中広形・広形の4段階に分かれ,身の鋭さが退化し,戈頭の長さ・幅が増大する。北九州地方では中広形銅戈以降副葬品ではなく祭器として取り扱われ,大阪湾岸では樋に複合鋸歯文を鋳出し,樋の先端が合わない特色ある戈が存在するなど,地域差も認められる。