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●トインビー

ヨーロッパ 英国 AD1889 ハノーヴァー・ウィンザー朝

 1889〜1975 イギリスの歴史家。ロンドンに生まれ,オックスフォード大学で古代史を学ぶ。1919年ロンドン大学教授となりビザンツ帝国と近代ギリシア研究講座を担当する。王立国際問題研究所研究部長(1925〜55),外務省調査局長(1943〜46),パリ講和会議イギリス代表団員(1946)などを歴任。第一次世界大戦の惨禍のなかでヨーロッパの没落という危機を体験したトインビーは,1921年ペロポンネソス戦争時代の古代ギリシアと現代との類似に衝撃を受け,世界の諸文明の比較研究を行った大著『歴史の研究』(12巻,1934〜61)を執筆。彼は歴史上に現れた20余りの文明の生成,発展,解体の過程を文明と文明との邂逅,挑戦,応戦,親子関係など彼特有の用語によって比較研究を行った。そのほか『試練に立つ文明』(1948),『一歴史家の見た宗教観』(1956),『ヘレニズム』(1959)などの著書があるが評価についてはまだ一定していない。