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●天龍寺 てんりゅうじ

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 京都市右京区嵯峨に位置する臨済宗天龍寺派の本山で,京都五山の一つ。山号は霊亀山元龍覚聖禅寺。後醍醐天皇が没し1339年(暦応2),足利尊氏・直義の兄弟が,夢窓疎石の勧めにより,天皇の冥福を祈って,元皇居であった亀山殿のあとに建立したもの。同所は檀林寺の旧跡で後嵯峨天皇から亀山天皇・後醍醐天皇と,受け継がれてきたところ。はじめ,年号にちなみ暦応資聖禅寺と号したが,造営資金捻出のための貿易船・天竜寺船が派遣されると,改称。1358年(延文3)の諸堂炎上をはじめ幾度も火災にあっているがその度に復興している。現在の堂守は,明治中ごろに嵯山和尚が再建した。1876年(明治9),臨済宗各派とともに独立し,天龍寺派を称す。現在,およそ110の末寺をもつ大本山として知られ,天龍寺には,夢窓疎石の手になる禅宗庭園があるが,これは方丈と調和した自然景を採用したもので,室町時代の代表的名園として有名である。