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●天龍山石窟 てんりゅうざんせっくつ

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,山西省太原市の南西約17kmのところにある仏教遺跡。誰がいつごろつくりはじめたかは不明だが,東魏・北斉のころから五代北漢の時代に至るあいだに造営されたといわれる。中国の彫刻史において重要なものの一つである。東方に第1〜8窟があり,西方に第9〜21窟がある。最も古いものと推定されるのが第2・第3窟で,三尊像の顔形から東魏様式であるといわれている。第10・第16には五尊像があり,北斉のころと推定される。第1・第8・第16は前室と主室があり,前室に列柱がある構造になっている。第8は前室に碑銘があり,その内容と末尾の甲辰とあるところから,隋の584年(開皇4)の造営であることがわかる。第4〜6・第14・第15・第17〜21は主室のみで,唐様式の石窟になっており,仏像はほとんど丸彫りである。第9は最大で,上層には弥勒塑像,下層には十一面観音塑像と文殊・普賢の石像がある。

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