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●伝播主義 でんぱしゅぎ

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 文化の同質性と相違を単線的な進化の各段階に対応するものとする進化論的理論に対し,接触・伝播によるものとして提唱された理論。ドイツにおけるこの学説の展開はフロベニウスの文化圏説に始まり,グレープナーやアンカーマンにより基礎づけされた。彼らは主として物質文化について形態基準と量基準という二つの方法により文化圏を設定した。またシュミットは宗教的要素をも含めた文化層という概念を用いて文化史学的なウィーン学派を築いた。一方イギリスではリヴァースが進化論から,人の移動による伝播を重視する立場へと主張を変化させた。アメリカにおいてはボアズが世界的な伝播を批判し,限定された地域における実証主義的研究を用い歴史主義的理論を確立しアメリカ人類学の父と呼ばれるほどの影響をもった。