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●伝統的家内工業 でんとうてきかないこうぎょう

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 明治以前に発生し,生産者が自宅で家族労働によって生産する工業。このような形で現在まで存続している工業部門は繊維・雑貨などに多い。しかし,伝統的家内工業は高度経済成長と生活様式や雇用条件の変化のため後継者不足・原材料の確保難・売れ行き不振などの問題が目立ってきた。国は1974年(昭和49)に「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」を施行して伝統的工芸品を指定し,助成や税制上の優遇措置によって保護,育成している。指定条件は,(1)主として日常生活に使用される,(2)製造過程の主要部分が手工業的である,(3)伝統的技術,技法で製造する,(4)伝統的に使用されてきた原材料を用いる,(5)一定地域に10企業以上か30人以上の従業者がいて産地形成している,などである。伝統的工芸品は全国に832品目あるという。1984年(昭和59)4月現在で指定されているのは144品目である。現在も零細な家内工業で手工業が多く,問題は残されている。