●天長節 てんちょうせつ
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天皇の誕生日。明治以後国家が制定した四大節の一つで,1868年(明治1)に制定。天長とは老子のことば〈天長地久〉にもとづき,君主の長久を祈るの意。当日は宮中三殿(賢所・皇霊殿・神殿)で天長節などの儀があり,つづいて拝賀の儀・参賀の儀・祝宴の儀が開催される。中国では唐の玄宗の729年(開元17)千秋節を制定し,天子の誕生を祝って饗宴が開催され,749年(天宝7)に老子の言葉により天長節と改称された。日本では775年(宝亀6)「詔勅」に天長節がみられるから,唐の模倣であろう。ただ「天長宝寿楽」と称したこともある。しかし天長節の語はない。室町時代には天皇の生まれた日を祝ったことはある。明治以降は光仁天皇の旧儀に復し,以後太政官布告・皇室祭祀令・皇室儀制令によって,永世の国家の祝日となった。戦後は天長節をあらため,「天皇誕生日」と改称している。