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●天台宗 てんだいしゅう

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 平安時代初期に最澄が開いた仏教の一派で天台法華宗ともいう。法華を正依経典とし,中国で成立して,日本で独自に発展した。中国で隋代に天台チギ※注1※大師により開かれ,805年(延暦24)に,最澄が日本に伝えた。最澄は禅と密教と戒律を加えて相承し,円仁円珍が密教化し,中国天台宗と異なったものとしている。ともに入唐して台密完成につとめた。のち円仁円珍間にも考えのちがいがおこり,密教理解にも差異があり,余慶(919〜991)のとき円珍の門徒は山を下り,三井の園城寺に移り,比叡山から独立した。以後山門派・寺門派で対立が続いた。また文明年中に至り,真盛(しんせい)が出て,坂本の西教寺において盛んに念仏をすすめ,真盛派を開いた。これが天台宗三派である。山門派の天台教学は良源の弟子恵心院源信,擅那院覚運が出て,恵心流4流と擅那流の4流が分離するに至り,数多くの分派ができている。

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