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●デーン人 デーンじん

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 アングロ=サクソン人と同じ北方のゲルマン族の一派。北方スカンディナヴィア・デンマークに居住。中世初期の民族大移動期には移動せず,氏族制末期の社会を形成していた。8世紀末以来周辺の海岸を襲い,9世紀前半(830〜840)からは,フランスとイングランドの侵略を開始,海賊行為を繰り返した。彼らはほかのスカンディナヴィアの諸族と同様“ヴァイキング”と呼ばれた。海賊であると同時に商人でもあり,商業活動にも精力を傾けた。彼らのイングランド侵攻は9世紀末ごろから大規模となり,海岸さらには内陸の一部をも占領するに至る。アルフレッド大王時代は全面的に撃退されたが,11世紀初め,エセルレッドのデーン人虐殺によりスウェインが3度襲撃,全イングランドを掌中に収めた。彼の死後一時引き揚げたが,まもなく彼の第2子クヌートがイングランドを征服し,クヌート1世として君臨する。しかし,1035年の王の死後,デーン王家の統治は7年しかつづかず,1042年,デーン人のイングランド支配は終わった。