●出羽三山 でわさんざん
アジア 日本 AD
山形県のほぼ中央にそびえる月山(1,980m。東田川郡立川町・西村山郡西川町),その北西の羽黒山(419m。東田川郡羽黒町)・湯殿山(1,504m。東田川郡朝日村と西村山郡西川町にまたがる。神社所在地は朝日村)を合わせて出羽三山と総称する。磐梯朝日国立公園に含まれる。江戸時代には羽黒三山・羽州三山ともいった。出羽国は1886年(明治6)には羽前と羽後の二国に分けられ,三山の地籍は羽前に入ったから羽前三山と称したこともあるが,いつしか出羽三山に戻った。月山は773年(宝亀4)には封2戸を授けられ,以後累進して880年(元慶4)には従二位勲四等,延喜式では名神大に列した。名神小に班した出羽神社は羽黒山鎮座の神である。湯殿山は式にみえないが,1395年(応永1)ころに西村山郡大井沢の大日寺に住した道智(どうち)が新道を開いてから繁栄にむかった。三山の異称を臥(が)牛山・犂(り)牛山というのは山の形体からきたものである。