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●出羽国 でわのくに

アジア 日本 AD 

 旧国名。律令制下東山道の一国で上国。東と北は陸奥国に,南は陸奥・越後の両国に接し,西は日本海に面する。もともとは708年(和銅1)9月に建置の越後国の郡名。712年(和銅5)陸奥国最上・置賜両郡とともに国となる。のち置賜・最上・村山・田川・出羽・飽海・雄勝・平鹿・山本・河辺・秋田11郡となる。出羽神社が国魂神に当たる。後世の羽黒山。平安後期出羽清原氏を経て平泉藤原氏が勢威をふるう。中世鎌倉御家人が地頭として各地を支配。守護は置かれなかった。南北朝の勢力対立後,斯波氏羽州探題を称し山形に居を占め最上氏となり,戦国期に小野寺・戸沢・秋田(安東)氏などと支配。近世米沢・山形・新庄・鶴岡・久保田(秋田)など主な藩。1868年(明治1)12月羽前羽後に地域区分。廃藩置県後小県分立を経て山形・秋田両県となる。

〔参考文献〕新野直吉『古代の国々出羽国』1973,学生社

誉田慶恩・横山昭男『山形県の歴史』県史シリーズ1970,山川出版社

今村義孝『秋田県の歴史』県史シリーズ1969,山川出版社